一、鋳物師.comは「imonoshi-dot-com」と呼称する
   鋳物師については本来「いもじ」と呼ぶのが正しいとされる。
  当サイトではこれをあえて「いものし」と呼ぶ事にする。
  「鋳物」という「字」を「いもの」と読む人が減りつつある今。
  認識を新たにして頂き正しく伝えてゆくためにも「鋳物=いもの」を連呼していきたいと考えている。
 
 一、鋳物師.comでは鋳物を“いいもの”と定義、呼称する
   実は身近にあり、日頃は気にもとめないほど生活にとけ込んでいる「鋳物」。
  灯籠や五右衛門風呂などは有名だが日常お目にかかりにくい。
  鋳物はそんな物だと認識されることが多いようだ。
   道を歩きながらぐるりと見渡す。
  足下にはマンホール、街には電車、自動車、オートバイ、どれをとっても鋳物がある。
  いいものは生活にとけ込み、溢れている。
  鋳物は現代に欠くことができない「いいもの」である。

 一、いいものに歴史あり
   太古の昔、紀元前4000年から世界中どこへいっても造り使われている「鋳物」。
  しかし現代では(あまりにとけ込み過ぎたためか)言葉としての認識も怪しくなっている。
  かつて鋳物を造る職人は「御鋳物師-on imoji-」と呼ばれた。
  これは高度な「技」をもつ職人を特別な存在として崇めていたからか。
   広島は鋳物の歴史が深い。
  古くは長州風呂(五右衛門風呂)に始まり、現代は工業製品を造る<型>として欠かすことができない。
  何千年もの永きに渡り伝えられ、今なお基本は変わらぬ技術は稀である。
  工業技術であると同時に文化でもある「いいもの」はこれからも続く。 

 一、いいものは古くからの最先端
   古くからほとんど変わらぬ基本技術に支えられる鋳物だが、現代は先端技術と手練の技が融合。
  パソコンなどによる3Dデータ、CADの情報をそのまま鋳物に転化。
  このことで高度な技と同等の「いいもの」が素早くかたちにできるようになった。
   自動化された機械で造られる鋳物は、手作業のそれと一見すると同じである、使用にも支障がない。
  だが、先端のデータ技術を使ってもできないことがある、これが職人による手練の技だ。
  機械が造るものと職人が造る物が<同じ出来栄え>というのは実は物凄いことかもしれない。 

 一、いいものは単純かつ難しい
   いいものはハイテク(高度な技術)である、と同時にローテクである。
  鋳物は型に解けた金属を流して固める、それだけのものだ。
  一発勝負である。
  それは単純だが熟練を要する技でもある。
   芸術家達が造る<ブロンズ象>などは鋳物である。
  思い通りの物を造ることができる芸術家は鋳物師でもある。
  単純なものであればさほどでもないが、複雑であったり微妙な形、風合いを思い通りに造ることは難しい。
  鋳物師のところには芸術家もやってくる、高度な技を求めて。 

 一、いいものは地球を守る気でいる
   リサイクル、資源を有効に使う、言われ続けてどれだけ久しいか、どれだけ実現されているのか。
  鋳物で使われる鋳鉄はリサイクル度が高い。
  これは太古から変わらず続けられてきた鉄の持つDNAの様な物である。
  しかし事は単純ではない、リサイクルペーパーがなぜ高価であるか御存じであろう。
  鋳物も似ている、リサイクルに向いていると言うことは「安」ではないのだ。
  何千年もリサイクルを無意識に続けてきた鋳物師はこれからも無意識だ。 

 一、いいもののDNA
   「いいもの」はそれなりの性質を備えている、見た目が同じであれば他と同じ、ではないのだ。
  ・形が造りやすい
  ・腐食しにくい
  ・すり減りにくい
  ・振動を吸収する
   こういった性質の詳しい説明は他の職人にお任せすることにする。
 
 
 
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